打検とは

打検とは缶・瓶詰(水産・畜産・果実・その他)の蓋又は底を打検技術者が打検棒と言われる先に小さい球が付いている棒で叩いて音と手に伝わる振動で良品と不良品(膨張・モレ・濁音・過量・軽量等)を判別することです。

打検では、箱単位で一部を抜き取り開缶する破壊検査とは違い、非破壊検査であるがゆえに完成した全ての缶詰を検査することができ、
同時に外装(凹み、錆、ラベル不良等)の検品も行います。

打検技術者(打検士)とは

打検士は専用の打検棒を使用し、缶を叩いた時の音の反響と手に伝わる感触で不良品か否かを検査していきます。騒音の激しい環境で行う、とても繊細で緻密な作業。
ライン生産の工程の一部ともなるため、大量の検査をスピーディーに行うことが求められます。
打検士の技術力は、経験によって培われてゆくもの。
ベテランの打検士ともなると一定の周波数の打音を継続して出すことができ、より高いクオリティの検査が可能となるのです。

弊社は、公益財団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会の会員であり、打検士に関しましては、打検技術者資格試験が昭和51年6月に横浜で行われたのを最後に現在まで行われておりません。

弊社では打検技術を次世代に継承するため打検士の技を若い社員に教育指導し社内資格として“打検士の認定”を行なっております。

日本及び世界でも稀な打検技術は社内にて脈々と受け継がれております。

機械によるラベル巻と打検を同時に一貫して
作業できるのは京浜地区で弊社だけです。

ラベル巻はA社、打検はB社などと別々の会社に発注をしていることがあるのではないでしょうか。
弊社では、機械によるラベル巻と打検検査を同時に一貫して行うことができます。
そのため、コストだけでなく時間も短縮することができ、いち早くお客様のお手元に届けることが可能です。

打検の目的

打検の目的は、お客様の要望に応じた分類(仕訳)をし、市場に出回れば信用を損なうことにもなり兼ねない不良品を排除することであり、そうすることで打検を委託して頂いたお客様にとって、ひいては消費者にとっても有益なことになります。

援助物資の打検包装

弊社は国の後進国に送る援助物資である、サバ・サンマの缶詰(WORLD FOOD PROGRAM)を打検・ラベル巻包装し出荷しています。

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